補正下着の選び方

「補正下着」といっても、ウエストくびれやバストアップ、ヒップアップまで使用用途は様々。
更に、年齢やライフスタイルによっても必要な機能は異なります。
そこで今回、商品企画からアフターフォローまで一貫して行っている
ボディメイク専門店NiDoMiが、「美しいウエスト」作りをサポートする商品を解説します。
ステップ1.くびれも育乳も猫背を矯正して正しい姿勢を作った後で
くびれを作るのにダイエットは特には必要ありません。肋骨と腹部の境界、もしくは腰骨と腹部の2つの箇所には自然に段差があります。単純にこの段差を強調するだけで良いなら猫背を矯正すれば腹部に寄せられていた脂肪が背中へと流れてウエストは平均的にマイナス5~8センチは縮小します。

しかしそれだけだとほとんどの場合はくびれはボコボコしたものになります。これは肋骨が開いているからです。今まであったもの(脂肪か内臓)が姿勢の矯正でいい感じの位置に移動したのでこれはこれでいいのですが、肋骨自体は移動していないので肋骨と腹部のボコボコくびれになります。
ですが安心してください。まずこのボコボコくびれができることがスタートになります。2箇所の自然なくびれ箇所、上の肋骨、下の腰骨、どちらにくびれが出来ても貴女の身体は今までよりも姿勢が改善された証拠です。
まずは「猫背の矯正」「姿勢の矯正」
姿勢が良いだけで確実に二度見されることに近づいています。それは現代人の8割は姿勢が悪いからです。
特に猫背は下腹部へ脂肪を寄せ、アンダーバストを潰して胸の土台となる部分を台無しにします。ボデイケア、ボディメイクの基本はダイエットより姿勢の矯正になります。
「加圧」「着圧」の嘘に騙されない様に正しい知識を
着圧の強い下着を着ても特に消費カロリーが増えることはありません。これは消費者庁が調査したデータ、2018年や2019年にはこの「加圧シャツ」などの商品を是正指導している事実とデータからも事実です。
加圧シャツ等への指導:消費者庁へのリンク
2011年には「むくみを取る着圧ソックス」が効果が無い、むしろ逆にむくみを誘発するということで行政指導の対象になっています。
過度に「加圧」「強力な着圧」を効果に挙げる商品は身体に悪い影響があります。着圧や加圧で細くなったから身体にいいということはありません。むしろリンパの流れを阻害して身体に悪い影響を与えてしまうでしょう。
これらを踏まえた上でまず「姿勢の矯正」と「脂肪のつく位置」を補正して矯正する入門のアイテムとして「美シルエットタンクトップ」をお勧めしています。

サイズ | XSから6XL |
カラー | ブラック/ベージュ |
補正箇所 | アンダーバストアップ/ウエスト |
生地/柔軟性 | メッシュと通常生地/伸縮性あり |
目的 | 姿勢&猫背の矯正/くびれの土台作り/アンダーバストの位置を上にあげる育乳 |
商品リンク | 商品ページへ |
お腹まわりやバストが気になる方にオススメ。
お値段もお手頃で、サイズの種類も豊富。6段ホックで調整も簡単。
初心者でもほどよい締め付けで苦しくなりにくいのが特徴です。
バスト下までの丈なので、バストサイズを問わず
ご愛用のブラジャーと組み合わせて着用することができます。

サイズ | M/L |
カラー | ブラック |
補正箇所 | アンダーバスト/ウエスト |
生地/柔軟性 | メッシュと厚手生地/伸縮性あり |
目的 | ぼこぼこくびれを立体製法で綺麗に見せる/アンダーバストの位置をさらに上げる |
商品リンク | nidomiプレミアムスーツ |
ステップ2.ボコボコくびれを卒業して肋骨補正
姿勢の矯正が整って来て背筋を伸ばすことを意識的にもしくは無意識的にできる段階になれば次は通常のコルセットタイプの商品で肋骨の下の開きの部分を矯正して行きます。この時、腹部に脂肪が付いている量が多いと内臓を圧迫してしまうので、ステップ1をしっかりと実践しておきたいです。
ステップ1 | ステップ2開始の目安 |
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姿勢を矯正して着用するだけで明確に腹部は締まります | 矯正が終わりプレミアムへ移行した段階でシルエットは大きく変化します |
タンクトップ型の商品を長く着続けられる段階、もしくはサイズダウンまで来ている段階が目安になります。ある程度、着続けて居られる状態になれば腹部に脂肪が付きにくくなっており、同じ体重でもヒップかバストへ脂肪が移動している状態になります。
脂肪は付く箇所で魅力的にも見えますし、見づらくもなります。この脂肪が付く位置をコントロールできる様になることがステップ2の目標になります。
バストアップマッサージなどのかなり高額のエステなどを体験された方はご存知かと思いますが、バストアップのために背中や腹部から脂肪をとにかく持って来ようと多種多様の施術を施されます。
「二度見される女性は自分の身体と上手に共生できる」という気持ちが大事になります。ボディビルダーは筋肉をコントロールしますが、美ボディメイクは脂肪をコントロールします。そしてそれは簡単な習慣で可能になります。
ヒップなどの下半身が気になる方は家でのスクワットだけでも習慣化すると代謝が上がってリバウンドしにくくなりますしヒップラインが綺麗になります。太腿の筋肉だけで身体の50%は筋肉がありますので腹筋するより遥かに効果的です。
黄金比コルセット
サイズ | S/M/L |
カラー | ブラック/ベージュ |
生地/柔軟性 | 伸縮力弱めで締め付け力強め |
目的 | 肋骨の引締/腹部の補正 |
商品リンク | 黄金比コルセット |
2018年に販売開始して以来、2回の商品改良を経て既存のコルセットよりもかなり使いやすくなりました。背筋が伸びていない状況では単なる腹部を圧迫する商品になってしまいますので、肋骨と腰骨の隙間が空いた状況で使える様になってからタンクトップタイプと状況に応じて使い分けて行かれるのをオススメします。
肋骨の矯正はこれまでの矯正よりも難易度が上がります。本当に徐々にしか効果が出ないのでバストケアの方が効果を実感しやすいので、並行して進めればボディケア、ボディメイクの習慣が付きやすくオススメしたいです。
着用するだけですので続けやすいのですが、効果の実感は難しいです。すぐに効果が欲しい!と焦って締め付けの強い商品を好まれる方が多いですが、ステップ1で十二分に腹部から脂肪がつく位置が変わっていないとステップを進めるのは難しいでしょう。


リフトアップナイトブラ
サイズ | M/L/Xl |
カラー | ブラック/ベージュなど6色 |
生地 | リブニット加工/ノンワイヤー/無裁縫 |
目的 | バストケア/バストアップ |
商品リンク | リフトアップナイトブラ |
就寝時こそバストケアが大事なことがわかってきたのはつい最近の出来事です。日本人のバストは平成元年には47%がAカップでしたが令和3年にはAカップの女性は8%と言われているくらいで、Cカップ以上のサイズが40%を超えました。
それまでのブラジャーは「ランジェリー」として可愛さや見た目が重視されて来ましたが2010年移行、機能性としての部分が着目される様になり2018年頃にナイトブラの概念が生まれ、それまでブラジャーをしないで就寝していた女性がブラジャーをして就寝する様になりました。
既存のナイトブラはスポーツブラの延長でバストケアは「刺激しない」「潰さない」が提唱されていることが多いですが、エステシャンやバストアップマッサージの方に言わせると「潰さない」は合っていても、「刺激しない」は大間違いだそうです。
バストの構成で良く言われる乳腺は幅7センチ縦5センチ高さ3センチもあれば授乳させる母乳を生成するには十分と言われています。乳がん1期は2センチで1円玉より少し大きいくらいですから、バストアップに「乳腺を刺激して」なんて言ったらかなりおかしい話になります。
それくらいのサイズの乳腺を支える「クーパー靭帯」のサイズなんてかなり小さいものになりますし、そこが切れる、まして伸びるとダメなんて言ってしまいますと大きいサイズの人はみんな伸びていることになりますから、間違った知識でケアを提唱している商品がかなり多いことになりますよね。
バストケアに必要なことは「肌のケア」です。バスト部分の肌が健康で皮下脂肪が付きやすいように保湿と保温をしてあげること。これが最重要になって来ます。
次に形を保つ、左右に分かれない、垂れないようにするにはブラジャーで支えてあげること。
「寝ている間にサイズアップ」を効果に挙げるナイトブラはかなり怪しい商品なので、ケアと補正の面からナイトブラを選びましょう。
特別なマッサージも出来れば良いのですが、まずはリフトアップナイトブラなどのナイトブラで就寝中にもケアを始められるのが良いでしょう。
ステップ3.ヨガや整体で構造を変える
ここまで来ると補正下着でできることは無い。と言ってもいいかもしれません。私も2015年から補正下着を販売して10万人近いユーザー様を見守って来ましたが、ヨガは様々な視点から見ても効果があります。
ただ無理なヨガのポーズをされて怪我される方が多いのも事実ですので、ストレッチレベルのヨガで私は良いかと思います。
またすぐに効果を得たい場合は整体に行って「肩甲骨剥がし」を受けられるとよろしいかもしれません。トップモデルもしくは芸能人などの方がたはみんな必ずと言っていいほど、肩甲骨が剥がれています。
肩甲骨と背骨の高さが違うのが見てわかりますよね?
着圧に頼ったタイツタイプの商品は撫で肩や猫背を前提に全身がピッタリとくっつくタイプの商品が多いですが、当店が着圧タイツタイプの商品を取り使わないのは逆にそれらの商品が撫で肩や猫背を矯正出来ない商品になるからなんですね。
最高レベルのキレイさを求めて行くと今度は「食べ物」や「消化」などの腸に関する話が必要になってしまいますので、今回はここでおしまいと致したいと存じます。